予算・資金計画

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概算工事費の把握と設計手順について

概算工事費の把握と設計手順について

食品工場は、作業内容や工程によって必要になる工事費用が異なります。予算・資金計画を考える際には、まず、そうした条件を満足するプランや仕様に基づく概算工事費をしっかり把握しなくてはなりません。そこでこちらでは、初期の計画段階から生産現場の方々の意見を交え現状の調査やヒアリングを行い、将来像を共有した上で計画を進めてまいります。その流れを具体的にご紹介します。

STEP1お問い合わせ~基本設計

まずは当事務所までお問い合わせください。ご依頼はもちろん、ご相談のみでも結構です。直接お会いしてご希望や現状・予算等をお伺いし、作業が進められるようであれば基本設計の作成や、概算工事費の確認の段階へ進みます。なお、この時点までは基本的に費用はかかりません。

STEP2建築設計

基本設計にご納得いただき、契約まで進みましたら具体的な設計へと進みます。この際、地質調査、敷地測量(平面・高低)、確認申請費(適合判定)、省エネ申請作成費は別途必要となりますのでご注意ください。行政庁との事前協議や申請手続きと並行して、まず、確認申請等に必要な図面や構造計画書を作成し提出します。その後、引き続き詳細図等作成し、見積合わせや入札によって施工者を選定でき次第、工事着工となります。なお、施工業者を選定する際には見積査定や減額案の策定や交渉のお手伝いを致します。

項目 内容
基本設計図書
  • 建築基準法
  • 都市計画法
  • 消防法
  • 中高層建築物関連条例 / 福祉のまちづくり条例
  • 景観・緑化・省エネ・文化財等の関連条例
  • 工事立地法 等
実施設計図書
  • 意匠図
  • 構造図+構造計画書
  • 電気設備図
  • 給排水衛生設備図
  • 構造計画書
  • 空調換気設備図
  • 外構図等

STEP3工事監理

工事中、必要に応じて定例会議を開き適正に施行されるように現場監理をします。また、中間検査や、完成検査、消防検査に立ち合います。なお、各検査にかかる検査費用は直接各審査機関にお支払い頂くことになりますので、あらかじめご了承ください。

設計監理料

設計監理にかかる費用は、国土交通省が告示で定める一定の計算方法がございますが、建物の複雑さや設計の難易度によって異なります。詳しくはお見積書の提出の際にお伝えしますが、目安として以下の表を参考にしてください。

工事費用 設計監理料
1千万~3千万円未満 10.0%  ※下限100万円~
3千万円~5千万円未満 9.0% ※下限270万円~
5千万円~8千万円未満 8.0% ※最低400万円~
8千万円~1億円未満 7.0%~8.0%
1億円~5億円未満 6.5%~7.0%
5億円~8億円未満 6.0%~6.5%
8億円~10億円未満 5.5%~6.0%
10億円以上 5.0%~5.5%